イタリア・五つ星運動の真髄

 

2016年、ダイレクト・デモクラシーの運動をより知りたいといってエノ・シュミットさんに教えてもらったのが、ケルンにオフィスのあるデモクラシー・インターナショナルでした。

ケルンの駅前にある大聖堂の荘厳さに驚きながら、中央駅から何駅か電車を乗り継ぎ、ライン川縁にある小さなビル、いろんなNPOが入っているオフィスにお邪魔しました。

そこでアンドレアス・ミューラーさんの話を聴きながら、誘われたのがスペインのサン・セバスティアンで開催されたグローバル・フォーラムでした。もちろん日本からの他の参加はなく、開催が迫っていたので私はヨーロッパにでとんぼ返りすることになりました。

 

早朝、バルセロナから長距離バスにのって大西洋側のビスケー湾までほぼ1日かけてたどりつき、宿に荷物を置いて街を散策してみると、その美しさにすっかり魅了されてしまいます。バスク地方のイメージは激しい民族独立運動しかなかったのですが、風光明媚で美食の街だとは思いもよりませんでした。

そして、フォーラムの会場は、入江の高台にそびえるミラマーレ宮殿。

もともとスペイン王室の避暑ためにつくられた宮殿のようですが、現在はサン・セバスティアン市の公営になっています。

 

至れり尽くせりのフォーラムには世界中から様々な人たちが集っていて、雰囲気の良さと議論の熱さにすっかりと酔っていましたが、その中でひときわ驚かされたのがイタリア・五つ星運動の下院議員であるリカルド・フラカーロ氏のプレゼンテーションでした。

その時のプレゼンをアップロードしていますが、コアな部分を紹介します。

 

「大事なことは、人々が自分は大切な存在じゃないと感じていることです。住んでいる社会で未来を決められると感じられず、社会の未来の一部になれないから。私たちはコミュニティという感覚を失いました。お互いの信頼関係をなくし、他人を信用しなない。このコミュニティの感覚が互いの尊重と公共の場の尊重もうみます。しかし、一度これがおこると社会は崩壊のリスクがうまれます。

そういう中で、社会運動はなにをすべきか?

もう一度お互いを信用しあう、これが目指すべきメインゴールだと思います。

どうやってやるか?

まずダイレクト・デモクラシー。意思決定プロセスに参加させる。この方法だけが人々が自分が大事な存在だと感じて、未来の一部になることができ、コミュニティの一部になれる。

この方法だけが参加を創造し人々から情熱をうみだせます」

 

 

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