ボトムアップでデモクラシーをリノベーションする ワシントン・ポストから その1

ネイザン・ガーデルズ

10月5日

 

ネイザン・ガーデルズが編集長を務めるザ・ワールドポストの週末総まとめ

 

ローマから – ソーシャルメディアに参加する力はガバナンスのゲームチェンジャーだ。それはアマチュアと専門家、仲間と当局の間のゲームの場を均し、さらに代表する政府の正当性にさえ挑戦する。それは、西洋諸国全体で広がるエリートへの不信と符合し強化され、ダイレクトデモクラシーの歴史的な瞬間を熟成させている。

主要国のイタリアで、「参加しよう、代表を送るのでなく」というスローガンで、インターネットを基盤とした運動が初めて権力をにぎった。極右政党「同盟」と連立を組んでこの国を統治する五つ星運動のすべての国会議員たちは、オンラインオフィスで指名され選ばれた。そして彼らは、リカルド・フラカーロを世界初のダイレクトデモクラシー担当大臣に任命した。

今週ローマで、彼は現代のダイレクトデモクラシーのグローバルフォーラムでの会談で、イタリアの連立政権への参加アジェンダをザ・ワールドポストに説明した。「市民は、選ばれた代表者が通常行っている公共財の管理と運営のプロセスに積極的に介入するのと同じ可能性を与えられなければならない」。彼は熱く語った 。「私たちがデモクラシーで目撃したのは、「政党支配」へのドリフトです。限られた政策決定者のサークルが、意思決定力を完全に発揮し、公衆の意思を実質的に無視して素通りすることができました。これを防ぐのに、何年もの間、ただ代表者を選ぶだけでは十分ではありません。だからこそ、私たちの政府は、デモクラシーを革新し強化するために次のステップを踏み出すのです」。

フラカーロは続ける。「国民投票、市民の請願、市民投票のイニシアチブは、市民が、政治家が提案したいと思わない法律を提出する、または人々が歓迎しないのに政党が認めた規則を拒否する直接的手段以外の何ものでもありません。だから私たちの目標は、市民に本当の確実な主権を与えるために、代議制の行政システムと並行してダイレクトデモクラシーの原則と実践を確立することです」。

ローマのフォーラムでは、五つ星のメンバーであるルイジ・ディ・マイオ副首相が、テクノクラートと銀行を非難し、人々の意欲を妨げていると述べている。彼は、イタリアの今回の憲法改定で、市民が始めた提案に対して立法府が行動しない場合、国民投票になるというフラカーロの要求をフォローすると約束した。

政府参加のアジェンダからこれまで出てきたプログラムは混在したバッグになっている。それには、反移民、反ワクチン政策からデジタルネットワークの拡大、そしてより多くの植林まですべてが含まれる。欧州連合当局と党派に属さず間接的に選ばれるイタリアの大統領を不安定にする動きの中で、連立政権は先週、減税とユニバーサル・ベーシックインカムを提案した。イタリアの長期債務は既にGDPの130%であるにもかかわらず。

イタリアの実験は、どこか他にもやってくる事の先駆者として注目されている。このデジタル時代のガバナンスのパラドックスを明らかにする。参加が増えると、不協和音を処理し、争点である情報の洪水を整理し、不可思議な考えを排除し、雑多な利権争いの中で公正な取引を交渉する機関と公平な仲介の実践との均衡の必要性がより高まる。電源分散の時代に似たような道筋を描いているイタリアやその他の国では、そうした熟議のバラストは、政府に市民の直接関与を誘うのと同じように良い統治に不可欠だ。

(つづく)

原文は

https://www.washingtonpost.com/news/theworldpost/wp/2018/10/05/direct-democracy-2/?fbclid=IwAR1lEpQmMgqWKxSrwArVSgn7agUD1bUGRpCMOET5g_vKGCNYnvCGhj4yLOE&noredirect=on&utm_term=.3e15bec378b5

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